日常的なセルフケアは、健康を維持する上で非常に大切なことです。しかし一方で、無理に心身を休ませようとすると逆効果となる可能性もあります。よくあるのが、「休まなければ」という意識が強く、逆に心身が休まらないというケースです。
眠ろうとしているのに、まるで眠れずに苦しんだ経験がある人は多いのではないでしょうか。この時、無理に眠ろうとするのは逆効果となる可能性大です。これは睡眠に限った話ではなく、何かをしなければいけないという強迫観念がある場合、物事はうまくいかない傾向にあります。「休まないといけない」「早く眠らないといけない」といった思考で自分を追い込みがちな人は、根本的なやり方を変える必要があります。
しっかり休み、十分な睡眠をとるのが理想的ではあるものの、うまくいく気配がないのであれば深追いしないことが大事です。実際、生きる上で大切なのはリラックスであり、深く考えない方がうまくいくことが多いのです。休息や睡眠に神経質になりすぎず、今の瞬間、どうやったら一番心が安らぐかを考えてみましょう。
プライベートで休まらず、睡眠も取れずに体調が優れない場合は、まず専門家に相談するようにしましょう。心療内科等でしっかり診察してもらい、適切な薬を服用するのがベストです。一般的によく見られるのが、市販薬の乱用です。頭痛などの症状緩和を市販薬で対処した結果、市販薬の飲み過ぎに至ってしまったという例は珍しくはありません。実際、ストレスによる症状の対策として、市販薬を多用して依存症に陥る人が後を絶ちません。市販薬はいざという時に役立ってくれる頼りになる存在ですが、安易に長期間服用するのはおすすめしません。